別記事でも書きましたが、CBDは大麻草などに含まれるカンナビジオールという成分です。
日本で大麻と聞くと危険ドラッグと教育されてきたので、いいイメージを持つ人はかなり少ないと思います。
しかし、結論を言うとCBDを摂取したり所持したりすることは合法です!!
今は、一昔前と違ってかなりいろんな商品が出回ってきています。
個人的にはかなり面白いと思ったのですが、やはり危険ドラッグという印象が強いのか、あまり試した人が多くないのが現状です。。
そこで、今回はCBDの安全性と認知度を高めたいと思ったので、この記事を書きました。
そもそもなぜ大麻が違法とされているのか?
元々大麻は衣服や、紙を作るのに使われていました。
しかし、今となっては違法薬物とされていますが、当時(かなり前ですが、戦前の話です)は栽培も嗜好品としての使用も規制がありませんでした。
しかし、ある時を境に違法になってしまったのです。。
これには理由があり、面白い歴史があります。
アメリカでの話になりますが、当時はアルコールの規制も大麻の使用も問題なく、仕事後の至福として楽しまれていました。
しかし、ヨーロッパからの移民(特にドイツ民)が増えたことにより、アルコール産業が盛んになりました。
そこで、規制案を発足しようとの声が多くなりますが、もちろん反対派の声もありました。
賛成派を”Dry”とし、反対派を”Wet”と呼んでいたようで、両者の勢力は拮抗していたようです。
しかし、そのバランスが崩れる事件「第一次世界大戦」が起きます。。
ここで、アメリカ内では「ドイツ=ビール=悪」とのイメージがつき、終いにはアルコールの禁止令が発足されてしまいます。
今まで普通に楽しんでいた娯楽の一部が禁止となるわけですが、国民が黙って従うはずがありません。
この法律への反発が非常に強くでも活動が起こってしまうほどでした。
さらには、アルコール産業はアンダーグラウンドで出回るようになってしまうのです。
そんな事件が起きるにつれ、アルコール規制によるメリットよりもデメリットの方が多くなってしまったので、結局はこの法律は廃止となりました。
そして、問題はここからです。
アルコール規制をしていた時の捜査官は一気に仕事がなくなり、雇用を守れなくなってしまします。
その当時の副捜査官は、大麻草へ目をむけ、大麻に対する課税を重くし、事実上の違法としていくのです。。
その当時の大麻は、アメリカ内での娯楽の一部として楽しまれていました。
しかし、アルコール規制の解放により、大麻の娯楽用に使用することが禁止されてしまったのです。
一方その頃の日本では、引き続き大麻の栽培が行われていました。
ただ、戦後アメリカに敗戦後ポツダム宣言を受託し、GHQが日本を占領してしまったのです。(歴史が苦手な方すみません。。)
そして、GHQは日本での「麻薬」の栽培、製造、輸入及び輸出等を禁止しました。
その麻薬の中にはマリファナ(大麻)も定義されてしまい、日本で大麻が禁止された瞬間でした。
しかし、日本の中では大麻とはインド大麻であり、農作物としての大麻は対象外であると考えていたようです。
ところが、京都で栽培していた大麻がGHQにより見つかってしまい、検挙されてしまうのです。
これが大麻禁止法ができてから最初の摘発となってしまうのです。
麻薬の栽培、製造目的ではないこと、インド大麻(日本の中でのマリファナ)ではないことを証明しようとするのですが、うまくいかず完全に取締法が制定されてしまうのです。
大麻を扱う業者はその当時2万を超えていたようです。
栽培、製造が禁止されてしまったら経済がとんでもないことになってしまうので、国をあげて完全な禁止を食い止めようと栽培許可を申請したようです。
幸いにも、「繊維の採取目的」であれば栽培、製造の許可を得たようで、戦後の需要が増えたこともあり、免許取得者は年々増えていったそうです。
そんな状況も長くは続かず、生活スタイルの急変により、免許の取得者がどんどん減り、化学繊維の発展が進んだこともあり、麻の需要がどんどん減っていきいます。
そしていつの間にか大麻取締法は、違法な薬物を取り締まるような法律に変化していき、大麻も危険薬物の一種として認識されていくのでした。。
すべての成分が違法ではない。
とここまでは、大麻が違法であるということを書きましたが、実は大麻が違法とされているのはある成分のせいなのです。
それがTHCと呼ばれるもので、「テトラヒドロカンナビノール」と読みます。
この成分は摂取すると、大麻のイメージである、幻覚が見えたり、気分が高揚したりするようです。
大麻というのはいくつもの成分からなっており、THCはそのうちの一つに過ぎません。
そのたった一つの成分のせいで、イメージが完全に悪くなってしまっているのが現状です。
ご存知の通り、用途によってはとても有効的に使用が可能で、医療にも使われているほどです。
この成分が今話題のCBDなのです。
悪いイメージが先行してしまっていますが、よく見てみると著名人が摂取していたり、街で販売さえされています。
このほかにもCBNだったり、CBGという成分で作られる商品も存在していて、今大注目を浴びています。
世界的に見ても、とても注目されていて市場規模が一気に拡大し、アメリカではグリーンラッシュと呼ばれる現象が起きるほどです。
イメージがいい方向に変わってほしいのですが、今ではコーヒーショップや、エステでもCBDの効能を受けることができる時代です。
ひと昔とは比べ物にならないくらい浸透してきていて、まだまだ十分ではないですが、認知度が増えてきています。
気づいた時にはもう生活に馴染んでるのかなと思います。
個人的にびっくりしたのが、伊勢丹で取り扱っているのを見た時です。
かなりの勢いで、成長してると思います。
みなさんもぜひ少しでも興味があれば、別記事で紹介しているのでCBDを試してみてください。
おすすめは、オイルかグミですね。なにせとても試しやすく比較的効果が出るのがわかりやすいからです。